友なる皆様、
私達の多くが 母の胎内よりこの世界に産まれ出てくる時、
そして現世の役目を終えて天に還ってゆく時、
そこには いとしむように 生命を結び合わせる 手があり、魂をほどいてゆく 指があるのです。
私達が嬉しそうに 果実の皮を剥いている時、その人達は 血液にまみれた臓器を縫い合わせています。
私達が微笑みながら 小説のページに目を遊ばせる時、その人達は 深刻なカルテに眉を寄せ 悩んでいます。
災害の地に、病の枕辺に、時に戦いの場においても 医療に携わる人達の 苦心と知恵とまごころは その白衣を紅に染めながらも 尚 清らかに 患者への 加護の光を放っているのです!
たぐいない人達 ー 医療者の方々への 兼ねてよりの尊崇と感謝の意を 現在この様な非常時にこそ、何らかの形に表しえる機会と考え 今回 二種の品をこしらえ販売し その純利益を いずれかの医療機関に託そう という目論見に至りました。
タコシェの中山さんに販売と制作をお願いし、ハロー・ワークスタジオの葉朗君にプリントを頼み 少々時間が掛かりましたが 漸く発売です!
ほんのささやかな 志しとは 思いますが 今の私には これくらいの事しか 彼らの たっとい精神と行いに報いることができません!
皆様と医療に従事する方々との 繋ぎ合った手と手の上に 幸せな陽が昇ってゆくことを 願っています。
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