「 そもそもルックスからして対象的な二人よね。巻上さんと平沢さん。名前も巻上さんくるくるしてるし平沢さんミニマルな感じだし。僕は良くしらないのだけど何か昔、因縁があったらしいカタキのこの二人がわだかまりを超へて同じステージに。同時代に現れてともにテクノポップの代表者だったヒカシューとP-MODEL。それぞれの沢山のファンが感動シーンを観ようと集まり超満員! そして、アプローズ!! 

『ヒカシューの絶景クリスマス』12/25 代官山UNIT。 

 僕はその日急に行く事となったのだがまったくこまったことにいつもライブの度 道に迷っちゃうのよねー。代官山UNIT、駅から近いうへ前に来た事あったのに違う方向へズンズン歩いていっちゃって…。どこに行ってもこんな在り様なのー。こりゃーあちこちピッピとおしっこかけとかないとダメねー。そんなこんなですっかり遅れて後半の方しか居られなくてほとんど後ろの方でモニター観てた。ステーヂでは、それぞれの曲を演奏したり二人の仲をとりもったケラ君が歌ったりと大盛り上がり。ファン達にとっては胸があつくなる、たまらない一夜となった。こういう未来が待ってるなら若き日のケンカも悪いもんじゃないね。若いと創作上当然わき上がる自分絶対的な狂気をコントロールできなかったり、つい周囲のムードに感情がたかぶったりもしちゃうしヘンに大人の事情もからんだりで。もう自分の事で精一杯。「あーんな事 言わなきゃよかった。」なんて具合で人間関係ギクシャクしがち。長い年月を経てあの頃仲良くできなかった人達が手を組んだりするとなんだか元気がなくなってすっかり丸くなったと思うのはマチガイ。そーではなく楽々と自分たちの感情も自在となったし大切な事は目先の事なんかじゃなかったんだって、より大きな視点で物を観られるよーになったという事よね。こーして再び関係が復活してゆく事により、又新たな展開が始まるかもしれないと思うとなんて素晴らしい! これからのヒカシューや平沢さんには、これまで以上の期待を感ずる。それにしてもだよ!僕の周りの人達。こーいう感動ライヴ観せて欲しーものなのになー。いつの日か僕を感涙させて下さいね。
 太田 螢一 」

原マスミさんと

「12/11 セール中の新宿オカダヤで原マスミ君にバッタリと!
彼は街で偶然出会うことがやけに多くて、又会いたいと思ってたら又会ったー! こりゃーこれからもちょくちょく遭遇しそうだ。都会の海の底で。」


(写真ご協力: オフィスページバンさん)

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12/5 葡萄畑でつかまえて

「 サラサラ。ザラザラ。ザラサラ。サラサラ。おつむかしげれば。サラサラ。3日前作品入稿。疲れはてて。脳味噌が崩れて。頭ガイ骨の内でコナゴナ。砂に! 右から左から。お耳から砂粒こぼれながら師走の下北沢へ。伝説的バンド”葡萄畑”と”久保田慎吾&オールド・ラッキー・ボーイズ”liveへと!

 「葡萄畑でつかまえて」12月5日 下北沢GARDEN。この日 友人達O.L.B.と慎吾君の尊敬してやまない青木和義氏率いる葡萄畑のliveという事で出かけて行った。葡萄畑、70年代中後期 今野雄二さんのラヂヲで初めて「ガキデカ」のテーマ曲聴いて好きになって その後TV番組で観たり銀座ハンターで「スローモーション」ってアルバム入手したりずいぶん楽しませていただいた。「ジァン・ジァン」で観たりもした。ストレンヂな世界観が後のニューウェーヴの原型ともいえる。その後 現在に至る動向はよくしらないのだけど40年近い年月を感じさせない素晴らしい演奏、青木さんのヴォーカルだった。シンゴと同じステーヂに乗ると、なるほど葡萄畑が彼にいかに影響を与えたのかがよくわかった。いやー懐かしい楽曲が色々聴けてうれしかった。O.L.B.も先輩達に胸を借りて少し緊張ぎみだったかもしれないが唄うお姐さんエリ子さんが近頃 段々 力を発揮してきてて実にステキね! サックスのあやねちゃんて少年ぽい。会場はなかなかの大入りで手塚監督や奥平イラさんもイラっしゃてた。僕は近頃知り合った可愛いマヌカン達 ハルナちゃんとしのぶちゃんやスパイシー(な)ビューティーの真野さんらとワイワイしてるうち砂になってたお脳もじんわりぬかるんできてやや形をとりもどしてきた。ハルナ&しのぶコンビを駅まで見おくったら駅からライブハウスまで一人でもどれなくなって今度は二人におくってもらうことに…。後で妹分のミイちゃんとガストに相談ぶちに入ったら又そこに二人が居て…。こーいう あーなって こーなって ぐるっとまわって こーなったみたいのって何だかおもしろくってたまらない。葡萄畑を聴いた日には似つかわしい。青木さん達といつか又お会いしたいもの。

今回は女性達との写真のみ!! 僕らしい。」

11/23 エロヒム live at Last Waltz

「はひーっ 〆切前でありつつ画材買いに出たいきおいでエロヒムライヴへ、今回はワンマンナイトでじっくりとエロヒムサウンド楽しめた。
有近くんの歌 やはりよいなー。ロマンチックな歌詞もよいなー。トムジョーンズやシャンソンやロッキーホラーショーのカヴァーなんかも楽しめた。房ちゃん来てたんで二人でホクホクとおしゃべりしつつ、なんだか二次会まで行っちゃって…。帰ったら手袋片方なくしちゃってて、嘆いてたら有近くんがあづかっててくれて、もうすごいうれしかったー。そのうへ、送ってくれて…。
さみしがってた左右の手袋はギュっとにぎりあって喜んでた。同じく、僕も有近くんへの友情をとても深く思ったりしたよ。ありがとう真澄くん!又 聴きにゆかなくっちゃ。」



追悼 黒沢美香さん R.I.P. Mika KUROSAWA (contemporary dancer & dance organizer)

 「12月1日の早朝、コンテンポラリーダンサー、黒沢美香さん、逝去。
早い! 早過ぎるよ! 同い歳なんだ…。素晴らしいクリエイター。愛弟子達に慕われて。’85年に出会った。おもしろかった。全く周りと違って。ヘンテコなラヂオ体操。すごい振り付けの数々。輝かしい少女時代の受賞歴。だのに不良娘。音楽好き。シュールレアリスト。ミニマル。小さな身体。シャカシャカのショートカット。元気あふれて。対談したっけ。もうガッカリ!

 ずいぶん以前、身体悪くしたと聞いたけど、その後復活。長く活躍。つい最近まで公演の案内来てた。去年の夏に会ったのが最後となってしまった。動き回る彼女を観る事はもはやかなわない。愛弟子達にはきっとその個性豊かな振り付けを受け継いでいって欲しい。彼女のような総合性のある、モノのわかった才能はめったに登場しない!
黒沢美香さんに会えて本当によかった。
彼女がその表現で全ての人々の潜在意識を喚起させようとしていた事をわすれやしない。志半ばパッタリ病にやられた彼女の事を思えば同じクリエイターとして僕なりに表現する事に全力でとりくんでゆきたいもの。
美香さん、さよならね。気にかけてくれていて、心よりありがとう。
ずっと君の暮らし愛した横浜でゆっくりね。
今年もイルミネーション綺麗そうね。

太田螢一      
2016.12.4    

 出会った当時に描いて美香さんがDMに使い続けてくれた彼女の似顔。もう二度と出番はこないのね。」





「ハルメンズXの伝説」live 2017年11月16日

「 あっ!イリアさん色っぽい、あっ!巻上さん、おもしろい
あっ!慶一さん変わらない! あれっ!シンゴ ヘンテコだ!
おおっ!サエキ君ハリキってる! ‥‥と次々にっ! って事で いよいよ夏から手伝わせてもらったハルメンズXプロジェクトのグランドフィナーレ! 久しぶりにニューウェーブの祭典というありさま。当時の顔役ゲストぞろり。若手を加えて、ハルメンズの懐っかしいメンバーを中心にジョリッツやBoogie the マッハモータースやリアル3区の新しいものやゲスト達のそれぞれの名曲。イリアさん大好きだったからジンとしちゃったし美潮さんの唄も懐かしい。奈々子さんのスパイのジャケツ良かったなー。(日本のジャケツデザインの最高峰の一枚ね。)本当にあれは良かった。手塚監督や高木完ちゃんも花をそえアンコールでは僕もパノラマアワー歌わされた。バックで同級生の泉水君がたたいてて、なんだかうれしかった。アーバンギャルドの天馬君、オリヂナルハルメンズの石原君も加わった。石原君、30数年ぶりに会えてよろこばしかった。せっかくだから石原君も泉水君も又ちょくちょく会いたいものね。他の人達とももっと話したい。楽屋ではモニターみながら「年末みたい」の声も。巻上さんのテルミンやイリアさんのギタープレイに大いに盛り上がった。お客さんも若き日の記憶とともに唄い踊り長時間ライブで足腰ガタピシしながら素晴らしい想い出を胸に明日を生きていってくれるだろう。しかし懐かしさだけではない! ニューウェーブ・オリヂネーター達がいかに先駆的で今もって尚も新しい音楽をクリエイトしつづけているのだという事。それを若き後輩達、若き支持者達に伝へてやまないのだ!

ジョリッツ、Boogie the マッハモータースの皆、沢山の楽曲をマスターしての演奏 本当におつかれさま。きっとムダにならないよ。荒井シスターズ、理恵ちゃん園子ちゃん楽しかった。どうもありがとう。サエキ君、尚も進もう!
ニューウェーブのエスプリが更に広がってゆくことを願い、ハルメンズX大団円! テケレッツのパー!!」

「ハルメンズXの伝説」に肉筆色紙付き特製グッズ・セット出ました
限定20(完売)


「色紙 色鉛筆シャカシャカけづりながら一生懸命 描きました。買っていただいた方にはお名前入れさせていただきます。どぞよろしく。太田螢一。」

ハルメンズXと"READY STEADY GO!"コラボの太田螢一イラスト付きTシャツ、同トート・バッグ、「ハルメンズXの予言 OUT TUNE」CD、おまけCD、ジャケ画バッヂに太田螢一放出ポスト・カード、フライヤー等の特製セット。(完売)

2016年 11月 16日(水) 『ハルメンズXの伝説』
ハルメンズXライブ2016ライブ&ツアー
ハルメンズX / Boogie the マッハモータース / ジョリッツ /
【ゲスト】鈴木慶一(ムーンライダーズ)/直枝政広 (カーネーション) / 巻上公一(ヒカシュー)/イリア(ジューシィ・フルーツ) / 小川美潮(チャクラ) / 松尾清憲&一色進(シネマ) / 久保田慎吾(8 1/2)リアル3 区

渋谷クラブクアトロ http://www.club-quattro.com/shibuya/
開場/開演18:00 開場/ 19:00 開演
料金前売:\4,500 /当日:\5,000 (税込/整理番号付/ドリンク別)


太田螢一出演「ハロニュー!」見逃した方はアーカイヴで!



11/7 USTREAM「ハロニュー!」に太田螢一 出演

「11/7 皆 観てね! ハルメンズ、8? やパノラマ・アワー、'70年代末の千葉ニューウェーヴ事情語ります。11/16 渋谷クアトロ ハルメンズX ライブに私も参加します。
渋谷クアトロは かつてニューウェーブな人達が集ったあの『ナイロン100%』のすぐ目と鼻の先です。クアトロの地下のビンゴで時々買物するんですけど今も建物はそのままの旧ナイロン100%の前をすぎる時きまって、そこで働いていた久保田慎吾君の姿を思い出して ちょいと見上げては心の中で『シンゴー!』って一声かけてます。」

11/7 USTREAM「ハロニュー!」に太田螢一 出演
放送は日本時間21:30頃から

http://www.ustream.tv/channel/けんぞう-けんそうのhellooニューウェイヴ


'70年代末〜の千葉ニューウェーヴ事情を語るにあたり、当時〜ゲルニカ周辺の写真をupしましたよ。
レザニモヲと顔合わせ

「京都よりやってきた音楽ユニット『レザニモヲ』の二人と高円寺でCD、DVDジャケツ画の打ち合わせ。それにしてもまだまだこれからいっぱいの可能性にあふれた無垢な精神に久々に出会うとこちらまでありし日の懐っかしさとともに創意が活性化してくるものね。いよいよニューウェーブ第二世代の時代ですね。」

10/15 オールドラッキーボーイズ観にロックス君主催のライヴへ、

「渋谷クラブエイジアへうろうろ道に迷いながら行ったら前に来たとこだった。いくつかのバンドのでるライヴゆえ、O.L.B.は30分あまり。この日トロンボーンの月子ロケットが新月になってて、やはりあのコのパーッとした姿が見えないとステーヂ カラフルさが足りないしトロンボーンの浮き立つサウンドがないのもさびしかったがその分をうめよーとサックスの佐藤綾音ちゃんや「歌うお姐さん」伊藤絵理子さんがとてもがんばってた。そのうへ飛び入りで手塚真監督が激しい(イカれた)踊りっぷりを披露していいただいた。監督おつかれ様。シンゴは、断酒してるゆえ乱れる事もなくそのせいか歌がより良くなってきた。ま、そんなわけでステーヂはおわり。ロビーでワイワイガヤガヤと、この日は、高校の同級生の前村誠君と40年以上ぶりのうれしい再会をした。前村くんはシンゴとは以前からの知人なのだ。前村君 雰囲気ちっともかわってなかった。

そして上野耕路オーケストラの歌の女王 清水万耶子ちゃんもやってきてて 近々、彼女を中心にした何らかの活動を展開させてゆく計略を他の人達にも協力を呼びかけたりして、何だか夢がふくらんだ。そう遠くない時機に彼女の素晴らしい歌声を様々な楽曲で皆様にお聴かせすることとなるのでどうぞ御期待を。又、万耶子ちゃんとO.L.B.の伊藤絵理子さんの夢のデュエットも形になりそうな気配。というように新たな展開もみせつつ その後「ひもの屋」にどっとくりこんで音楽話や懐っかしい話や色っぽい話やたわいもない話で延々と我々は語らい、少しずつ帰ってゆきながら案の定始発まで‥‥。何度会っても毎度こんなかんじで 30分のライヴに対してその後の長さを思うとヘンテコな気もするが ま、どーとでも。O.L.B. 次回は、12/5 下北ガーデンという事だそうよ。

 企画のロックス君 おつかれさま。次をめざして、次の事だけを考えて行ってね。」


「某日。渋谷で清水万耶子ソロプロジェクトの打ち合わせ後、
残った二人でおしゃべり大会。」



Le Dernier Cri メキシコ展へのドローイング画、完成

「やっと Dernier Cri グループのメヒコ展の作品を送りこんだ。毎度のことで全力を出しつくしてへっとへと。どうせメンバーはメヒコという事でガイコツばっかり集まりそーだからそれはちょっとだけにして僕は竜舌蘭やサボテンなんか描いた。タイトルは "Land of Cochineal" と名付けた。それでー、サボテンっていえばさー サボテン公園にあったりする まあるい大きい玉サボテン、あれがもっと大きくなって2〜3mくらいのが何十個も坂の上の方からゴロゴロころがってきたらすごくこわいよねー。それを右に左ってよけながら逃げてくでしょ、そーすると空からイガグリが雨あられと降って来るのをバットで打ちまくりながら尚もゆくと、左右から巨大なハリモグラとハリネズミが迫って来るのでこれを背中あわせに貼りあわせちゃうの。次に川があらわれてハリセンボンがウヨウヨ これは、嘘つきにのませて、さらに進むと一軒家が。やれうれしやと行ってみると壁から屋根から剣山がでてきて、これにお花を生けて… それにしてもお野菜高くってー。家事がたまっちゃったんで次のやる事のアイデア練りながら色々やろーっと。」



R.I.P. Marc Druez

「何年前 出会ったフランスの映像作家の Marc おじちゃん6月に亡くなられてたそう。Marc は友人の Pakito Bolino 等の仲間で日本に来るからってことで渋谷で会ったんだけど 通訳として彼は日本に留学してるシンドネシア人のお嬢さんをわざわざ大阪から連れて来て、この女性がまだ日本語ほとんどできなくて Marc とそのコとも母国語じゃないもうひとつの英語で話しそれを謎の日本語で僕にって具合でちっともラチのあかない会話を大笑いしながら果てなく続けた。まだるっこしさも楽しいものね。小柄でコロンとして、真冬なのにアニエスのTにニットはおっただけで平気そうでとても旺盛なかんじでまだ若かったのにー。も一回くらいあの人なつこい笑顔に会いたかった。少年時代の写真可愛かったなー。」



R.I.P. Jacques Noël

「パリの本屋さんの"Un Regard Moderne"のNoëlさん亡くなられたそう。

僕の本やLe Dernier Cri関連の本等、特別な本を沢山あつかっていた店で"LE GARGARISME"出した時にその原画の展示会を店のギャラリーで行っていただいた。又「働く僕ら」のフランス版を出そうとしてくれたがリブロポートとの条件がおりあわずに流れたりもした。海外に行った事無いのでお会いすることはなかったけど… Merci et Adieu.」

http://www.centrenationaldulivre.fr/fr/actualites/aid-952/disparition_de_jacques_noe



ハルメンズと"READY STEADY GO!"コラボ・グッズ

「バタバタしてて顔出せなかったよー。そのうち1度うかがいますね。」

ディスクユニオン「日本のロック」チャートで

「ハルメンズ、ハルメンズX、少年ホームランズがトップ3独占!だそう。
友人としては大変よろこばしい事ね。ハルメンズ・シンパの皆、私からもありがとう。尚 一層の応援お願いしますね。」






9/22 "HALMENS X" new disc "35 seiki" design team wrap up party at "LION Beer Hall" in Ginza, Tokyo

「 ハルメンズXのデザイン部門の打ち上げに銀座ライオンへ。
この日も又雨。昔、流行った藤正樹の『忍ぶ雨』を思い出して藤色の服で出かける事に。
渋谷で買い物してからライオンへ。前に来たのはゲルニカの撮影で1988年だから、28年ぶりかなー。ちっとも変わってなくってホッとするー。その頃はまだまだ素敵なアンティークな建物が残ってた東京だけど今となっては、もう宝物。素晴らしきデコラティブ! こうなったら何が何でも在り続けて欲しいもの。爆弾雨あられの中、生き残ったんだもの…。
 そのライオンで 完成した『35世紀』をこの日初めて見れてバッチリの出来上がりに思わづ浮かれちゃった! 久しぶりに良い制作ができて大満足。仕切ってくれた理恵ちゃん、デザイナーの園子ちゃんの荒井シスターズ本当にがんばってくれて感謝でいっぱい! 何より事を起こしオルガナイズしたサエキ君とてもありがとう!! 『近代体操』当時の感覚がもどってくるようでこれからへ向かって大いに元気がわいてきたよ。
 そんなこんなでおいしいお肉もりもりのドイツ料理を食べまくりながらあーだこーだとサエキ君、荒井シスターズ、僕と4人で快気炎を上げてから撮影しまくり深夜カフエでは情熱的に夢を語る理恵ちゃんとても素敵で良きスタッフがついててサエキ君うらやましい、なあんて思いつつ和光前で毎度の東京記念写真撮ってもらって解散と…。楽しい夜でした。皆ありがとう! 又ねっ。

 さてと同時発売の『少年ホームランズBOX』にも私の87年に描いたボールボコボコの絵のCDも入ってるし当時の周りの諸君の貴重な写真やホームランズのドーナツ盤、キューコン堂の葉書やお恥かしいチラシやらこの夏おこなった僕とサエキ君の対談等も入り懐かしさ満載! サエキ君の解説を読んでくれれば我々千葉方面のニューウェーブ人脈9単にブームに乗って登場したのでは全くなく、あーなったりこーなったりしながら必然があって結果的にニューウェーブになった事がわかるはづ。そしてそれがかなり独特のスタイルで個性的な人々を世に送り出したのだという事も。
又 当時のハルメンズの集大成『HALMENS DELUXE』もボーナストラックどっさり!で同時復刻ですっ! 『35世紀』関連グッズも出来るそうで何かとにぎやかな有様でどうぞお楽しみにっ! 11月にはゲスト多数のハルメンズX締めくくりライヴだそう。

 パキート ボリノ率いる『デルニエ・クリ』の冬に予定されているメキシコ展に向けてシルクスクリーンポスターの原画1点 急ぎ描かないとで せっかくだからメキシコぽいのをってちょいとおつむをひねったら、たちまち4点もアイデア閃いて、そんな描く時間はまるでないし他にもやらないとな事もあるしなんとか1点にしぼりたいんだけどなかなかしぼれないのよねー。うっかりするともっと増えちゃうおそれもあるし…。描き方や資料が足りないとかで自分をなだめてようやく2点までに絞ったんだけど、こおいう『しぼる』とか『殺す』とか『けづる』とかすごく苦手でねー。どっちかいうと、『ふくらます』とか『生かす』とか『展開』させるとかの方が僕の得意な方向でね。結局全てをやってみることにしたりで『誰か決めて』とか『誰か止めて』なんて風になった事が実に多かった。昔、本宮香さんがデザイナーとして組んで色んな仕事をやった時は、ギリギリまで僕がまとめといて これとこれどっちかってところを彼女にどんどん決めてもらってた。ズバズバその場で決めてくれて、すごく頼もしかったなー。物のわかった直観力ってホレボレしちゃうの。それは絶対的に女性の方がすぐれてる気がする。男はゴタゴタ余計な事考えるからねー。
ま、ともかくなんとかしないとー。マリアッチもシケイロスみたいな力強いのもやめとこー。メキシコの人々に心よりの親愛を籠めて、その大地にくちづける気持で取り組むのだ!」

9/19 Kêiti went to a live concert of "Elohim" & "Amita HACHIDORI and The Spandex" at "BLUE MOOD" in Tsukiji, Tokyo

「 ヂタヂタヂタと雨粒が路傍を叩く中、今までなかなか行けなかったエロヒムのライヴへ。築地なんてまるで行かない所で 昔、市場周辺に食器屋多くて器を漁りに来た事があったっけ。今や工事現場ばかり…。
 ライヴはまづ先にこの日初めて観る蜂鳥あみ太&スパンデックスで全く彼の事もその音楽も未知だったけどすごくおもしろかったー。猥雑さ満点のパフォーマンスがたまらないし、唄もかなり魅力ある。雰囲気いーなー。オリヂナルや勝手な歌詞のカヴァー曲やらで「流れ者」っぽいサウンドを聴かせるバックのメンバーもびっくりするくらい演奏うまくて。パリの下町のいかがわしい店のショウタイムみたいな感じかなー。うーんハレンチなフレンチな… そうだハレンチカンカンとでも言おうか。蜂鳥あみ太 大した奴ね! ズンズンまくしたてて色っぽい空気ダラダラ撒き散らしてって欲しい。大いに気に入ったよ。又きっと観たい。

 そいで有近王子&エロヒム。こちらはぐっとシックでじっくり聴くの久しぶりなんだけどさ、有近くんの唄声って聴くたびに良くなってくんだよねー。そりゃー若い時はビンビンで大きい声も出るのだけどあんがい独自な感じが無い事が多いし、唄が生きてなかったりするね。原色バンバン使ってるくせに目立たない絵やファッションみたいに。今の彼の唄は持ち前の派手やかさと年齢を経た渋みが混ざり合って、実に魅力的。絞るようにシャウトするところに独特な輝きを感じてゾクゾクするよ。
1曲1曲の歌詞にお話がありそれを演じながらもロッカーとしてのイカレた感も垣間見せて、カッコ良いな−。綺麗な花が色を変えながらもより強い香りを発してゆくみたいに唄に生命感と凄味を感じる。そのうへメンバー全員なんだか味がありすぎるくらいあるしねー。1人1人観てるとほほえましくなっちゃうよ。エロヒムって良いバンドだね。

 ま、なんだかんだで終わってからカンパイに加わってダラついてからサエキ君関係や有近くんのファンで最近よくライヴでお会いしてた房ちゃんを見送りつつ同じ方向のエロヒム・ベースの横山さんとワイワイしゃべりながらおうちに帰った。いーもの観られた夜だった。

 ソムナンビュリスト達! 我々ソムナンビュリスト達の甘美な夜は果てしなく続く。
醒める事の無い夢の中にともに遊ぼう。命あるかぎり…。」

太田螢一 最新描き下ろしジャケツのCD
ルメンズX 「35世紀」 2016年9月21日いよいよ発売!
ライヴ・ツアーもあります! (グッズもあるかも)
・ハルメンズ「ハルメンズ・デラックス +11ヒストリー」 
・少年ホームランズ「満塁少年ホームランズBOX」も同時発売


「ハルメンズX(エックス)「35世紀」CDブックレット全開です。御覧のとうりのてんやわんやの楽しい物となりました。「20世紀」のジャケツ画で輪っかを持ってるのをヒントにフラフープの会みたいな絵です。私が子供の頃 好きだった三角ロボットも登場してます。ニューウェーブの持つカラフルさとレトロ感を配合してみました。ぜひ現物をお手に取って音楽ともども楽しんで下さいね。ニューウェーブのエスプリが時を超えて再び現代に芽吹くことを心より願ってます。

※三角ロボットとは? 三角ロボは私の幼年期 TVドラマ「少年ジェット」に登場する怪ロボットで すぐさまブリキのおもちゃとなって一時期かなりの人気商品に。私も持ってました。何だかオモチャにしてくれといわんばかりのロボットでデザインは米国の「禁断の惑星」のロビーを元にしてるのは見るからにわかりますがロビーよりずっとおつむが悪そうで そこが何とも憎めなくてやたらと可愛く思えてきます。今でも三角ロボは復刻なんかで入手できるので捜してみてね。」




タワレコ、HMV、TSUTAYA、ディスクユニオン、中野メカノ、
各店それぞれ内容の違う特典が発表されました(数量限定・先着順)。
各店の特典紹介、ライヴ・スケジュールはハルメンズX公式サイトへGo!

http://halmensx.jimdo.com

あるプランの打ち合わせ


「8/25は、Taka Arakawa君と、打ち合わせ。
海外ファッション・ブランドの、ある企画より白羽の矢。
何をどうするか考え中。渋谷conceal cafeにて。」


「 8/19 渋谷THE GUINGUETTE by MOJAにてメリエスの「月世界旅行」と月子ロケットフィーチャリングプチラッキーボーイズのライヴ。映画の方は久しぶりにみたけど描き割りの使い方が愉快で二次元と三次元のスレスレ感が良いんだよね−。三日月に女神が座ってるとこのシーン 好きなコマだなー。ライヴは月子ロケットのボーカルもリーダー感もしっかりしてて絵理子さんや太っちょさんも加わってとても楽しめた。映画について熱っぽく語りながらも話が右往左往するロックス君のイカレた感じも大変おもしろく拝見拝聴できた。この日は疲れがたまってるにもかかわらず前の晩に帽子の羽根飾りをこさえたりしちゃってそーとーよれてたけど解放感のある夜だった。妹これなかったのがちょっとさみしかったけど…。」


(撮影: 山部健さん)

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「 ほんの数日前にハルメンズX「35世紀」の作業が全て完了。山はずっと前に越えていたけどこまごました指定や写真や色の差しかえでぐづぐづと尾を引いてお盆を越えて、やーっとスカッと終わりました。久しぶりの人と組んでの充実した作業でした。何もかも思いどおりかと言うと、昔はかなり自由がきいたけど今や紙は決められてるし色数もとぼしくて、どーしたって豊かでコックリしたものにはなりきれませんでした。しかしその決められた制約の中でやれる限りの事はできました。絵もそこそこ可愛げのあるものが描けました。スケヂュールの配分よくわかんなくて間があいたもんでタッチ変わったりもしました。当初イラストレーション担当のはづが結局は、全ての部分を僕のアイディアどうりにしてもらい、絵も沢山入れてもらったのです。ついでに写真のセレクトまでブースカ言ってしまった。そんなわけでなんとかチャーミングなのできました。オリヂナルニューウェーブファンのスタッフの荒井理恵さんと高い理解力をしめしてくれたデザイナーの荒井園子さんの荒井シスターズのお二人、何かとむづかしい事を言ってごめんね。そして沢山ありがとう。もちろん主役であり僕に話をもちかけてくれた旧友サエキけんぞう君ありがとう。そして少しでも僕の望みにかなうように動いてくれたビクターのディレクターやデザイナーの皆様ありがとう。ムリ言って申し訳ない。もしも又次回があったならますます無茶言うので覚悟をきめて下さいね。さて、これからは又一人でポツンと人とも会わず部屋でモクモクコマゴマやってくこととなります。大変でしたが楽しかった! 又何かやりましょうね。
そして世間の皆様 9月には「35世紀」発売されますのでどうぞお楽しみに! ジャケツが公開になりました! 画像はブックレット表1。ブックレット実物ではジャケツ見開きになってます。内側も可愛く出来てます! 
ハルメンズXのウェブサイトとtwitterもできたそう、どうぞ反応を!」

http://halmensx.jimdo.com

https://twitter.com/Halmens_x


"ハルメンズの予言 OUTTUNE" CD

「ライブのチラシが『ハルメンズの予言 OUTTUNE』として同人用CDのジャケツになったそう。どんどんと話はすすんでゆきだす。」


「サエキけんぞう本舗」コミケ出品や、ライヴ会場、通販等で販売されています。


「ハルメンズXの予言」 live & talk event


「8/3 僕がチラシを描いたうへトークに参加したライヴイベント「ハルメンズXの予言」(代官山 晴れたら空に豆まいて、にて)へおもむいた。
その日の午前まで当のハルメンズXの秋に発売のCD用の最後のカットを描きバイク便で発送し、30分ほど椅子でのびたのみでダーッと用意して出かけたのでなんだかもうヨロヨロ。サエキ君の組んだプログラムは昔も今もそーとーみっちりつめこまれていて、よくわからなかったけど まー言いなりになってました。ほとんど知らないお客さんばかりだったけどミイちゃん他何人かはいらっしゃってて、ホッとしつつ、亀渕さんにも初対面の挨拶して、開演してジョリッツの景気よい演奏! 昔の曲もありながらなつかしい泉水くんもせっせとがんばってるし‥‥。亀渕さんともちょこちょこ言葉かわして、それからトークで昔の不良のイカれてる感じがやがてパンクやニューウェーヴにって なんだかそりゃそーなというよーな会話に少しだけ加わって、後半マッハモータースがまた景気よくとばしてその後82年のハルメンズの映像をダクダク流してからサエキ君+マッハモータース+泉水君等で昔のハルメンズの曲など展開してたようだがその頃一服しに表に出たら色々な人と話に花が咲いてよくわからないうちに終わってしまった。どうも後の方の感じがハルメンズXだったのかも。いまだによくわかってないの。それから毎度の事ながらあちこちで交流を展開。知人やら初めての人やらワイワイ写真撮ったりカンパイしたりで そして代官山の夜は更けて、僕はやっと絵がおわった解放感でミイちゃん等四人組で渋谷までゆきサイゼリヤで朝電車動くまでのロングおしゃべりタイムとなったわけ。その日も次の日もガタピシにー。のんびりする間もなく、サエキ君から「少年ホームランズ」のなんとかがどうとか色校正が届いたりでたちまちバタついてきた。さてライヴの事を言えば景気よい曲をジャンジャン連発しすぎで一曲一曲の良さが出てないな−。出だしやおしまいあたりはさておき もすこし緩急、ヴァリエーション、序破急等考えないと いくらパワフルに押しても平たくなっちゃうよ。ハイなものをと考えてどんどんハイを重ねてもどーしたって落ちてっちゃうな。何だってそーだけどハイなものをやるにはローの部分こそしっかりやることねー。まー僕のことだからつべこべ言いだすと長くなるのでとりあへづそれだけ。82年のライヴ映像ボケボケでもう顔なんか皆とけちゃっててへのへのもへじ描けそーだったー。VOICEのメンバーやスーちゃんや戸川さんや真貴ちゃんや一曲上野くんもキーボード弾いてたみたいだがなんだかにごった水の中みたいな画像で…よくわからなかった。しかしそーすると、かなり限定的な微妙な時の映像でその後のことを思うと一人一人散り散りになってく分岐点みたいなシーンだったのね。あそこで少しサエキ君は語るべきだったな。トーク部 不良の話なんかしないで全部それにして、ハルメンズの想い出話をフィルムをみながらした方がお客さん達、絶対よろこんだよ。
 20数年ぶりに高校の同級生だった泉水君に会ってあんがい昔のままでおどろいた。僕と泉水君が同じクラスで出会った事は後の事を考えると千葉のニューウェーヴシーンにとってけっこう意味があったんではと思うんだよね。かずえさんも若さを保ってらして今でもキュートでなによりねー。昔々西船橋のMさんのところでおこたで皆でワイワイ楽しくしたのがとてもとても懐かしくって泣けちまう。
 さて、今後はあれこれ自分の事にとりかかりつつ秋以降の計画をたてないと。そして京都のレザニモヲというユニットからの依頼に耳を傾ける予定。皆さんにお話をきいてもらう場ももうけたいと思ってる。」


「同級生の泉水君と。昔よりスリムになったかんじで若々しいな。
高校時代、僕がしょっちゅうビタビタと体育教師に
むごい目にあわされてしょんぼりしてると
彼が百面相をはじめてよろこばせてくれたっけ。」



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July 23, 2016 Kêiti & Brothers Quay at “The Quay Brothers PHANTŒM MUSÆUMS” (The Museum of Modern Art, Hayama)



「7/23、以前より識り合っていたクエイ兄弟の展示が神奈川近代美術館であり僕に会いたいと言ってくれている、初日にやってくる、ということをほんの数日前に聞き、厳しいスケヂュールの中まったく寝ないで遠く葉山まで行ってきました。短い時間なれどとても親しく接してくれて、オフィスでカンパイしたり写真とったりで初めて会ったとは思えない気分でした。彼らの人形の可動骨組をつくってる韓国のアーティストのWuchan夫妻とも親しくなれてうれしー。他の人達も何者かよくわからない僕に親切にしてくれて、とてもよかった。
 展示は会場のあちこちの壁に映像を映したり覗きカラクリみたいなジオラマや彼らの今までおこなってきた映画やグラフィックデザインや舞台美術の写真多数、若き日に描いた鉛筆画も興味深いですが舞台美術がなかなかよさそーだった。同世代ですがメキメキ各方面に才能を発揮してゆく彼らにくらべてなんと自分はパッとしない事なのやらです。早く帰ってやらなくっちゃな事多いのに美術館近くの店での地元のおじさま達の酒宴になぜか誘われるまま加わっちゃってワイワイ大さわぎしちゃいました。何だかこちら方面の人達は解放的でどこかこざっぱりしてて、とても良い印象でした。

 クエイ兄弟の事はずいぶん前から上野くんからおもしろいよときかされてはいましたが具体的に私が彼らと識り合うきっかけとなった映画『ベンヤメンタ学院』の日本公開時(1996?)に私が『骰子(dice)』誌にのっけた映画評をそのままのせますのでしっかり読んで下さいね。」


「とてものっぽの彼らとすっかり着くずれちゃってる僕」


「ブルーノ・シュルツを研究なさっている才媛 加藤有子さんと。
この日は言葉の交流にお力添えいただいた。」


「その後 地元の人達の酒宴に介入!大さわぎ!
田沼さんは田沼意次の末裔だそう。」


「ベンヤメンタ学院」太田螢一 寄稿
(クリックで拡大)


クエイ兄弟 -ファントム・ミュージアム−:神奈川県立近代美術館<葉山館>
www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2016/quaybrothers/index.html

クエイ兄弟 -ファントム・ミュージアム− プレスリリース (PDF)
www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/press/2016r_quaybrothers.pdf



July 25, 2016 Design work for a CD cover of Japanese new wave band “HALMENS X” at office BoMBers in Ginza, Tokyo.

「7/25 ハルメンズのジャケツの作業は、ブックレット バックカードと色指定をやってのけて、山は越えつつある。
あと2枚のカットを数日で描かないといけない。アイディアはすでにできてる。お手のもんさ!」



「デザインオフィス ボンバーズにて、
荒井シスターズとサエキ君と。作業は続く。」

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July 28, 2016 Concert of my bosom friend Koji UENO & His Orchestra at “Blues Alley Japan” in Meguro, Tokyo.

7/28は上野耕路オーケストラ at 目黒ブルースアレイ。お客さんいっぱいで演奏も以前にもましてとても素晴らしかった。上野君は前回はかなりつかれてたけど今回はかなりしゃきっとしたバンマスぶりで若々しくなってた。久保田君や清水さんのボーカル陣も大いに力を発揮していたし、新加入のリョコモンも今まで知らなかったカッコ良さを感じた−。何人かで朝までおしゃべりして気づけば梅雨明けの、すごい様な夏空になっていた…。




「清水万耶子さんと霜田ミイさんからいただいた写真たち。」

「上野くんや久保田くんや
アーバンギャルドの天馬君やおおくぼくんや皆とワイワイで。」

「涼子ちゃんと 」

「アーバンギャルドの2人と」


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初夏のとある日の灯ともし頃、上野くんがウェブサイト内の対談企画に呼んでくれて、アーバンギャルドの松永天馬君と おおくぼけい君と4人にての座談会となった。ゲルニカにいたる千葉での周辺の思い出から、アーバンギャルドへの上野マエストロの指導等 興味深い話も多いはづ。座談会の後での沖縄料理店での大騒ぎまでふくめてとても楽しいお茶の水の一夜となった。さあ、どうぞ

http://kojiueno.com/about/note07.html へ、Click on the link!

話は僕が学生時代たむろっていたなつかしい喫茶ミロにて。ほろにがいコーヒーの湯気のあちらに千葉での日々を想い起こしながら始まった‥‥。


対談ページ内の写真より


「ハルメンズX」ジャケツ画 進行中

「先日ようやく取り組んでいたハルメンズXの秋に発売するCDのジャケツ画(ブックレットの表1〜表4の横長)を描き上げました。途中 表1と表4の向きをとりちがえて反転トレースしなおしたり一旦描き上げたものの急に思い立って部分的に描き直したりでヂタバタしながらもなかなかの良い作品となりました。線描き色指定でニューウェーブの持つカラフルでひねた楽しさ満点な絵になったと自分では思っていて、たぶん1978〜81年くらいの最先端な気分が味わえるはづです。描きながらあっという間に当時の気分に戻って当時と同じようにヒーコラしながらの作業でした。
 ニューウェーブをバクゼンとしかしらないその後の人達にニューウェーブがいかに魅力的だったのかぜひ伝へたいもの。とりあへづサエキ君にもスタッフの荒井シスターズにも大好評で久々の幸せな気分。とはいえ残りの部分もしっかりやらないとね‥。
 今もニューウェーブを愛しつづける人、そして新たなニューウェーブファンの方達、きっとお楽しみに! 太田 螢一 (2016年7月初旬)」

秋のアルバム発売に先駆け、8月3日、太田さんもトークで出演のライヴ・イヴェント「ハルメンズXの予言」もどうぞ!(当ページ内の記事へジャンプ) 


新着シルク・スクリーン・ポスター「伝線」と「卵割り」
Neurotic drawings of
Kêiti

「シルク・スクリーンポスター新作到着! さっそく販売。
今回 小ぶり。「卵割り」「伝線」の2点。
サイズ:「卵割り」用紙サイズ約68×48cm、版画面サイズ約55×40cm。
「伝線」用紙サイズ約67×40cm、版画面サイズ約55×34cm。
シルク・スクリーン多色刷り、サイン・捺印入り Printed by Pakito BOLINO、この世に70枚限定。
価格1枚3300円、2枚セット6300円。
送料は実費(ゆうパック、クロネコ宅急便、はこBOONからお選びください)
ご用命はOOTA KEITICLE 伝書燕へ。
他のポスターも継続販売中!

 日頃 町中でさんざ つまらないものに目を汚されて気が重くなってしまう…。
ほっとくと目が馬鹿になります。家に帰ったら「目直し」しないとなりませんよ。
そんな「目直し」には私のポスター! 貴方の部屋の壁にいかが?


「卵割り」 "Pregnancy during"1995
太田螢一 / OHTA Keiichi / Kêiti ÔTA





「伝線」 "Ladder" 1995
太田螢一 / OHTA Keiichi / Kêiti ÔTA

 マルセイユのパキートから新しいポスターが届いて わくわくと出してみると意外なカラフル色! いつもは彼の無邪気過ぎるカラーリングが意外性ある効果を発揮してとてもスリリングでおもしろいんで彼の感性にまかせちゃうんだが今回はちょっと絵の内容とややチグハグかなー。『ひなあられ』かと思った! 子供達出演のヘンテコな内容の絵だとマッドに色展開してゆくのがよいのでカラフルでOKなのだが今回は大人の女性のキリキリした内容。女性は僕にとってこの世で最高の神秘の存在なの。できれば神秘カラーが良かった。神秘カラーとはセクシュアルな色相いをロマンチック・ハーモニーさせてゆく感じ。色は色でも「色っぽい」の色なのだ。そおいう色に包まれていたいんだけどなあ。パキートったら若い恋人とデきちゃってるもんでついポヤポヤの色になっちゃうんじゃないのやら。うー うらやましいっ! そこだけマネしたい! フランス男の恋のメソッド、ぜひ御伝授願いたいもの。ま、今後は少しはツベコベ言う事にして今回はこれでよろこんでもらおうじゃないの!

 さて絵の内容。『伝線』については以前HPトップとFBプロフィール画像として取り上げたのでそれを読んで欲しい。細かくはふれないけど簡単におさらいすると彼女はストッキンの伝線をマニキュールで止めようとしていて その伝線の原因は足元にのびてるのらくら猫にじゃれつかれて猫の爪にひっかけられたわけで その猫の爪と爪つながりでマニキュールとなるというわけでぐるりと円環させている。ポーズモデルは私!

 『卵割り』の事を語ろう。この作品は僕の作品では最もニューロティックな絵。90年代後半の作で画集 ”LE GARGARISM” の為に描いたもの。妊娠中の女性が不安定な気分から次々とわけもなく卵を割ってしまうといった内容。妊娠と卵の関係を連げている。お腹の大きさを意識される為 低い位置から見上げる形にしようと決めたがそうすると割った卵を見せられない事で長時間悩んでガラスのボウルにする事に決めたが服装や髪型のクラシックさとガラスボウルの相性がどうなのかちょっとわだかまりつつ、つらつらとやり過ごした。窓のカーテンの流れは、お腹の子への天からの恩愛とエネルギーがおりてきているのをイメーヂさせている。窓が開いているのは未来へ向かっての産道であり外の電柱のツバメは西洋絵画の受胎告知に象徴的に使われているモチーフである。壁の節穴は性的な暗示と彼女のおちつかない精神状態を表す位置取りであり画面のリズムともなっている。それら様々なエッセンスをぐいとひとまとめ! 線の一本一本 細をうがちながら描き上げた。妊娠のニュアンスを得る為に自分のお腹にクッション入れてみたりもしてみた。今見ても隙なくよく張りめぐらされた作品とは思うが、色が…。

 この『卵割り』の絵を閃かせたのは映画『麗しのサブリナ』(Sabrina, 1954)でサブリナが料理習ってゐて片手で卵を割る事ができづに何度も失敗を繰りかえすシーンを見てて卵を割る動作に意味づけして作品にしようと思ったわけ。僕なんて両手でもうまく割れやしない。片手で卵割れる人 心より尊敬したいしぜひ拝見したい。『麗しのサブリナ』はビリー・ワイルダー(Billy Wilder) 監督作品だけれどこの監督は品物や所作やシーンに一つ一つ暗示的だったり象徴的だったり伏線だったりで重要な役目を与えていて細やかな演出と組み立てですみずみ気がきいてゐて実に素晴らしい! どの映画もそんな風なので注意深く鑑賞してみて欲しい。そして日頃見ている映像がいかに粗雑で気が利いてゐないかのかを知るべきね。カット、カット、カットのぶつ切りでは空間的まどろみも人物の心理変化も何もあったもんじゃないのだ!

 サブリナに感銘を受けたと言ってもオードリーが特に大好きって事ではないの。昔 学生の頃50’sカルチャーに夢中になってた頃はヘップバーンカット素敵とかサブリナパンツ可愛らしいって思っては居たけれど…。じゃあ誰に夢中かって聞かれると長い間にどんどん変わってっちゃってー。ほがらなチャーミンな人だったりジャキジャキ大人びてるタイプだったり…。いづれにしろコクのある人が好きかなー。その辺の事は語り出すともうキリがなくなっちゃうから又今度コーヒーでも呑みながらね‥‥。近頃はルイーズ・ブルックス(Louise Brooks) けっこう好きかなー。切れ味のあるショートボブ、長い首筋、そしてじっと見つめる瞳…。彼女のポートレイト見ると少し元気が出てくる。日本語で語りかけてくれる。彼女をふくめ何人かの写真みてときめいてるの。誰とは問題があるのでとても言えやしない! ベティ・ペイジ(Betty Page)も今更ながらかなり好き! 彼女ヒャラヒャラと笑いそう。Forever, Betty Page! Remember Betty Page!

 さて卵を割ったら次は泡立てないとって事で泡立ての絵をふろくに掲げよう!
この絵 料理本の表紙にでも使ってほしいものねえ。」


「洋菓子造り」 ”Whisking” 1991
「見よ! この泡立てさばきを!」

(画集 "LE GARGARISME" より)


大きめの画像はこちらでご覧になれます
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(新しいウィンドウで開きます)

「伝線」の太田さん解説おさらいはこちらから
(新しいウィンドウで開きます)

太田螢一シルク・スクリーンポスター
ご注文・お問い合わせは当サイト伝書燕へどうぞ。

これまでのフランス発ポスターも発売中。
http://www.h2.dion.ne.jp/~keiticle/silk/seri/posters-france-new.html

太田螢一 日本製シルク・スクリーン・ポスター 在庫わずか
(作品によっては完売しました)。
当サイト内特別セールもあります。価格はお問い合わせください。伝書燕


太田螢一パッケージ画 
復刻DVD 映画「ドグラ・マグラ」(夢野久作原作 松本俊夫監督 1988年)

太田螢一画ジャケット、ポストカード3枚組封入特典付き(初回生産分のみ)
確実なご入手はお早めに!
前回の初DVD化の際は品切れが早く、長い間、入手困難になりました。
今回の復刻DVDは、ポストカード封入(初回のみ)の他にも新編集のフォトギャラリーやプロフィールがDVD内に収録されています。

6月24日までキネカ大森にて上映もあります。

予告編 新・旧

"Dogra Magra" new DVD trailer

"Dogra Magra" film trailer (1988)

当ページ内の太田螢一解説・写真もあわせてご覧ください。
(クリックでこのページ内の「ドグラ・マグラ」記事へジャンプします)


ハルメンズX 始動

「6/7 秋に出すハルメンズXのジャケツの打ちあわせにサエキくんらが頼んでるデザイナーの荒井園子さんの銀座の仕事場へ。古ーい瀟洒なビルヂングで何かの時にはちょっとした写真が撮れそう。荒井さんはパールネットの荒井理恵さんと同姓で二人で「荒井シスターズ」を言いはっている。荒井理恵さんはケツジツや横断幕(しゃっくりするのはちがう)やら、びっくりするくらいの機動力を発揮してらしてすばらしい! 

ジャケツはあっという間に5つばかりアイデヤをこさえて、ラフスケッチを持ってって1つにしぼってもらったが裏側やCD面やあちこちに尚も絵が必要なのがわかりそれならそれで構成を組み立て直そうと思った。昔のフォークの文句じゃないけど古い水夫も新しい(?)舟を動かすお手伝いくらいできそうだ。打ち合わせ後ツバメグリルでおいしいお肉むしゃむしゃもぐもぐしながら、おしゃべり会。ついたてのガラスのツバメの浮き彫りがかわいい。今世紀になって初の銀座の思い出に「和光前」でパチリ! そうだ久生十蘭の「魔都」ではあの文字盤に死体がぶら下げられたのだ!

グリーン系の服を着ていると、なんだか赤味のある色がやけに恋しくなっちゃう。緋色やすおう色の服を誰かに着させて、甘い気分を味わいたくなってくる。しばしば色彩は私の心に魔法をかけるのだ。

荒井理恵さんに送っていただいた写真」








「あらま、こんな事になってるらしいのー。」

(「ハルメンズX(エックス)の予言」告知イラストと記事)

音楽ナタリー
http://natalie.mu/music/news/189488

"伝説のニューウェイブバンド、ハルメンズが復活ライブで新曲披露
サエキけんぞう、上野耕路、泉水敏郎らが在籍したニューウェイブバンド・ハルメンズのプロジェクト「ハルメンズX(エックス)」が始動。アルバム「ハルメンズの20世紀」の発売35周年を記念したスペシャルライブ「ハルメンズX(エックス)の予言」が、8月3日に東京・晴れたら空に豆まいてで開催されることが決定した。

ハルメンズXは、オリジナルメンバーのサエキと泉水に、ビジュアルを手がける太田螢一(ex. ゲルニカ)を迎えたプロジェクト。10月には「ハルメンズの20世紀」35周年を記念した、全曲新曲によるオリジナル盤の発売も予定されている。スペシャルライブ「ハルメンズXの予言」では、その新曲が初披露される。

スペシャルライブにはトークゲストとして、ベテランラジオDJの亀渕昭信が参加。太田も交え、1950〜60年代のロックンロールと1980年代ニューウェイブのつながりを語る。そのほかBoogie the マッハモータースもライブゲストとして登場する。チケット販売は各種プレイガイドおよび晴れたら空に豆まいてにて6月11日より。


ハルメンズX(エックス)の予言
2016年8月3日(水)東京都 晴れたら空に豆まいて
<出演者>
ハルメンズX(サエキけんぞう&BtMM、ジョリッツ)/ Boogie theマッハモータース
友情出演:亀渕昭信、太田螢一(トーク)"


チケット発売開始しました!


上野耕路さん、清水万耶子さんと

「5/31 上野グループの唄い手 清水万耶子さんが福岡からやって来てたので今後の音楽活動へアイディア面とか詞等で何かしらの協力の為に上野君も含めて、O.L.B.のリョコモンの居るお店 THE GUINGUETTE by MOJA にて打ち合わせ風のおしゃべり会を。結局のところ趣味のお話と昔話で盛り上がっちゃって肝心の話はどうももう一つ何をどうしていーのかはなりゆきを見はからってゆくことになりそーでなんだかむつかしそーだ。ゲルニカや人外大魔境の延長線上にあることを推進したくもあったがどーもそーいうわけにはゆかなそーでハカがゆかないままにハカに行っちゃいそーなので別の事を考えよーかと思ったりもしている。

万耶子さんに送っていただいた写真。僕、清水万耶子さん(singer)、上野耕路くん(composer, keyboardist...) 、月子ロケットことリョコモ率いるリョコモン(Tb. & singer) 、初めてお会いしたリョコモンの兄さんでデザイナーの本橋武織くん。それと僕の原画。」






2016年5月13日の太田さん(2)
サエキけんぞう君のオフィスにて談合。大笑いのうちにたのまれ事も。仲間の為に自分の力を発揮できるのはなんて幸せなことだろう。パールネットの荒井理恵さんもとてもカンが良くてステキな人ね!」





「僕、荒井理恵さん、サエキけんぞう君。千葉県人会!」


2016年5月13日の太田さん(1)

「5/13 櫻井砂冬美さんの展覧会にギャラリーMAYAへ行く。30数年ぶりに峰岸達さんにバッタリ! 峰岸さんには当時バルチスの存在を教えていただいた。」




巻上公一さんと「うわさの人類」原画 (ヒカシュー・フェア@名古屋)

巻上さん御夫妻が送ってくださった写真です。
皆さんも是非この機会に原画と記念撮影を!







ヒカシュー・フェアに新額装の「うわさの人類」ジャケツ原画

「4月23日より名古屋 ビブリオマニアにて開催のヒカシューフェアに『うわさの人類』ジャケツ画展示されます。今回は、額がガタピシになっていましたので再額装しました。画面のクリーニングと多少の補筆を行い、新たに発注した額を自分で再塗装、裏描き 箱書きとここ数日もう夢中でやってました。何でもやり出すとつい我を忘れちゃいますね。

会期は23日より5月14日(土)まで

『ヒカマニア!! 〜ヒカシューフェア in 名古屋伏見 Biblio Mania』
4月23日(土)〜 5月14日(土)
営業時間:月水木金14:00〜21:00、土曜日13:00〜20:00
休業日:日曜、祝日
名古屋市中区錦2丁目13番24号先 伏見地下街
tel:052-253-5882
http://bibliomania-books.com/

ヒカシュー・オフィシャル・ブログのお知らせページ
http://lineblog.me/hikashu/archives/57782303.html

名古屋近辺の皆様よかったらちょっとのぞいてくださいね。
そして『うわさの人類』アルバムの方もぜひ!

ちなみにこの絵が名古屋を訪れるのは、ちょうど30年振りです。今年は画集『AMNESIA』出版とそれにあわせた回顧展から30周年。当時 高速道路で名古屋に入ってくと名古屋城や市役所や県庁の帝冠様式の建物がワーッと目に流れ込んできて、不思議な都市感を味わったのをおぼえています。」



「新しき額縁にいだかれて…。今回 額にいだかれてる気分を
得たいばかりに幅広い額をコンパクトにしつらえた。」


「裏描き。キャメラマン! フィルムはキリキリ。レンズはギロギロ。
ポスカってマーカー優秀だけどすぐインクがなくなっちゃうんだよねー。」


「箱書き。作品の時代を考えてややテクノな文字を。」

「いつも額装このくらいやらないととても可愛い子供を送りだせない。そして作品の末長い幸多い日々を心より、心より願うの。わかちがたい気持をふり切りながら別れゆくせつない気分がそれはそれでエクスタシーを与えてくれたりもするんだよ。」


2016年4月17日「合田佐和子さんをお見送りする会」にて


「この日はノロノロ品川プリンスうかがった。沢山のお歴々。
若き日の合田さんの写真とても素敵。知人はサエキけんぞう君や
原マスミ君と会える。それと画家の樋上公実子さんと
15年ぶりくらいの再会。彼女ちっとも変わっていなかった。」


「合田さんの腹心の友でいらした女優の木内みどりさんと。」


「合田さんの娘さんのノブヨさんと御夫君のパン造りの安藤潤君と。
お二人は鎌倉は極楽寺で『ブーランジュリー・ベベ』という
チャーミングでおいしいパン屋さんを営んでいる。
鎌倉 行ったら寄ってみてね。大仏拝んでパン食べよー!」


贋作事件、途中経過

「まんだらけオークション落札者には返金されたとのこと。
本当に落札者には気の毒でした。持ち込んだ人物は現在調査中。」


2016年4月20日の太田さん

「今日 鈴木慶一さんとケラの"No Lie-Sense"のnew CD "Japan's Period"が送られてきた。いやー 慶一さん 昔から恵比寿様に似てると思ってたけどアゴひげでお笑いになってるジャケツやライヴチラシの写真を拝見するとますます『生き恵比寿』って風情で何だかありがタイ。色っぽい鯛でも釣っていただきタイ。皆、慶一さんの恵比寿顔よく拝んどくと良い事あるかも。このさいケラには大黒様をめざしてもらおーか。僕は弁天様が拝みたいんだけどねー。ぜひに!」


「贋作事件、まんだらけ より連絡があり現在調査中とのこと。
さてどうなるかな。」


さらに警告! 贋作に御注意! 複数点、発見されています

「今回贋作したその人物は、他でもやっていて、今日(2016年4月14日)になって気付いて手遅れになった物もあり、要注意を!
私は太田螢一公式サイト"OOTA KEITICLE"以外ではネットで原画そのものを販売していませんし、転売物が出品された場合はこちらに照合をお願いします。出品説明文もそれらしいウソです。」

↓(東日本大震災チャリティを騙っている)
http://ekizo.mandarake.co.jp/auction/item/itemInfoJa.html?index=326053


太田螢一より皆様へ

・太田螢一公式サイト"OOTA KEITICLE" 以外では、本人からネット上で原画を売る事はありません。

・もしも転売作品がネットに出た場合は、こちらに照会を。

・いきさつやデータが無い場合は買わないこと。
(今回のように嘘の場合もあります。)

・ある時期からの作品は、額の裏描き、箱描き等もしてあります。

・太田螢一作品のことなら当サイトOOTA KEITICLEへ!


警告! 贋作が出品されています (いました)
Attention please! This is an imitation! fake painting!!

http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u101530078

「その作品は贋作。すぐ取り下げるように! 
取り下げない場合は警察に通知します。太田螢一」

4月14日11時現在、ヤフオク!(Yahoo! auctions Japan)に
太田螢一直筆作品として出品されている絵は贋作、
あるいは他人による模写です。

出品者にはすぐに取り下げを求めます。

※無事、出品が取り下げられました。シェア等で御協力くださった皆様、どうもありがとうございます。怒りや作品の出来に対しての感情の共有に救われた思いもいたします。今後とも贋作には御注意ください!


再発!映画「ドグラマグラ」DVD。4月2日より。

 夢野久作没後80年! という事で1988年シネセゾンにて制作上映された松本俊男監督 桂枝雀 松田洋治主演による「ドグラマグラ」のDVDが再発売されます。
当時私の描いたポスター画がパッケーヂ・ヂャケツ。その絵とテレフォン・カードの為に描いた2枚の絵とを3枚のポスト・カードとしてふろくに着いてきます。(初回分のみの特典)
DIMENTIONより \4800+税
DIGS-1012 ビスタサイズ カラー 英語字幕あり。


The poster of "DOGRA MAGRA" & a floral pattern of "YAEZAKURA"

 妄想文学史上にその名を刻む異様なる長編小説「ドグラマグラ」。
1935年 夢野久作が10年以上の歳月をかけて発表した金字塔的大作。
精神病院を舞台に現実と狂気と因縁が絡み合い迷路がネヂネヂねぢまがりながらやがて円環とつながってゆくような展開。未だに多くの人々がその謎に満ちた構造に取り込まれたまま、醒める事の無い奇怪な夢の中を胎児となってさ迷い続けているのです。

 夢野久作というと「おどろおどろしい」とか言われがちですがどうも私の感覚からすると確かに血の濃い感じはしますがちっともヂトヂトはしてゐません。湿気はほとんどなくカラリとドライ。なんだか脳味噌が黄色くなってくようなヘンテコな感じですよね。日本の文学がまあだタラタラうざうざと平面的だった時代に久作は自由自在に立体構造の骨の太い文章を組み立てて独特なリズムで読む人をズイズイ引き込んでゆく。ヘンなカタカナのオノマトペが実に効果的にマッド感を高めている。そして何より視覚的で印象的シーンの素晴らしさ。描かれる世界は猟奇的なのですが手法としては、かなりなモダニズムを感じます。当時は探偵小説の畑に入れられて居た人だけれど今となっては久作文学を探偵小説の小さな世界に押し込む人は居ないでしょう。かといって幻想小説っていうようなかしこぶったものとはまるで違う。どちらかといえば猟奇+ニューロティック+シュールなエンタテイメントって感じで「外側」の文学の偉大な源流なのです。

 そんな彼の作品で私の好きなものいくつか。まづは「卵」の可愛げあるシュール感。あの時代にこの感覚はそーとーにすごい! なんだかうれしいようなお話。「瓶詰めの地獄」のあのせつなさったらない。構成のユニークさもさることながら閉ざされた孤島で思い悩みながら禁断の愛に堕ちてゆく二人。それをとり囲む熱帯の天然美…。バイブルを焼いてしまうシーンがハッとさせられる。岩の上で神にすがるように祈る裸の少女の姿の美しさ…。こおいう究極的な愛の世界はまさに私が心ふるわせてしまう至高のヴィジョンと重なってくるので尚の事感動してしまうのです。読むたびに泣けてきちゃう。「難船小僧」(S・O・Sボーイ)の船の中での状況劇も複合的魅力満点。美少年の船のボーイと船長ととりまく海と…。不思議なセクシュアル感漂うミステリー。「押絵の奇蹟」の父親が母親を斬殺する場面の描写はスゴい名シーン。「人の顔」で主人公の少女のエンヂ色(だったかな?)の羽毛でできたマント姿。思いうかべると実に可愛いなー。きっとおつむにクロシェ帽なんかかむってたね。その他は久作は童話も沢山書いていてこれがなっかなか楽しくて彼の実体を感じされてくれる。「猟奇歌」と呼ばれる狂歌の数々もヒヤリとされる恐さを楽しめるし狂歌の達人であるのは彼の小説のリズム感と通いあってる気がする。ヒヤリニヤリとした感じ好きだなあ。

 最近はブームも去り あまり語られなくなった戦前期猟奇、モダン、探偵小説群。1920年代から30年代のモダニズムとエログロ感の交わる濃厚な香りを今一度楽しんでみてはいかが。くれぐれも言いたいのはストーリーそのものよりもそのムードこそにシビれて欲しいという事ね。特に久作の短篇なんて読みやすいと思う。それにしてもだよ、そんな小説に登場してくる魅力的なヒロイン達の様なステキな現代のモガになんとか出会いたいもの。
21世紀のモガに絶対に出会いたい!
                   太田螢一  



The film “Dogra Magra” (1988), based on the legendary mystery novel by Kyusaku Yumeno (1889-1936), is still cutting edge and filled with psychological thrills. The DVD re-release on April 2nd 2016.
The story is about a boy with amnesia in a psychiatric ward, struggling to remember his past involved with murders without murderers, and being troubled with the battle between two doctors, the forensic medicine versus psychiatry... Interesting, eh?
My artworks for the film poster and brochure (’88) are now for the disc jacket plus three types of postcards attached to DVD (for the 1st lot only). On sale at Tower Record, HMV, Happinet, Amazon, Rakuten, etc. in Japan soon. \4,800- (labeled price).

プロデューサー:柴田秀司様、ご協力有難うございました!


初回特典のポストカードセット

映画「ドグラマグラ」(1988)
原作:夢野久作、監督:松本俊夫、脚本:松本俊夫/大和屋竺、撮影:鈴木達夫、美術:木村威夫/斎藤岩男、音楽:三宅榛名、製作:柴田秀司/清水一夫
出演:桂枝雀、室田日出男、松田洋治、三沢恵里、江波杏子、小林かおり、森本レオ、灰地順、渡辺文雄(特別出演)、飯島大介、北見治一、(人形)ホリ・ヒロシ

DVD特典
松本俊夫監督インタビュー映像(2003収録)/松本俊夫監督音声コメンタリー音声(2003収録)/英語字幕/劇場用予告編/
新編集特典:フォトギャラリー&キャスト・スタッフ プロフィール
※初回生産分セル盤のみポストカード3種封入

http://www.dig-mov.com/


予告編を見る (当ページ内のリンクにジャンプします)


夢野久作 没後80周年
「今日〈2016年3月11日〉は夢野久作没後80年のその命日であります。
そんなわけで久作の恋のユモレスクをテーマに4つの短篇を収めた『ユメノユモレスク』という御本が出版されます。4人の銅版画家(僕は知らない人達なの。)がそれぞれのお話に絵をつけてるそう。又 刊行記念展もおこなわれるそうです。詳しくは下記へ。」

夢野久作氏の直系孫にあたる杉山満丸さんが主催なさっている「夢野久作と杉山3代研究会」の会員さまよりご案内いただきました。

・「ユメノユモレスク」夢野久作
〜夢野久作・4つの恋の奇想曲×幻想銅版画〜
四六判上製、304ページ
定価:本体3,800円+税
ISBN978-4-86385-217-4 C0093
出版社: 書肆侃侃房
http://www.kankanbou.com/kankan/item/693

・夢野久作没後八十年記念刊行 「ユメノユモレスク」刊行記念展
会期:5/1(日)〜5/29(日) 13:00〜18:00 , 19:00〜24:00
会期中無休 , 最終日は18:00終了
会場:LE PETIT PARISIEN(墨田区東向島2-14-12)
   東武曳舟駅    徒歩1分
   東京メトロ押上駅 徒歩10分
https://www.facebook.com/events/1550851421895396/


「ART WORKS」誌とそのエキシビション参加作品のページを追加

先日参席した「長野眞を偲ぶ会」の長野さんが'80年代後半〜企画・発行なさっていた「ART WORKS誌」と「ART WORKS展」の出品作品を発掘。
プロフィール・ページのリンクとこちらからご覧になれます。




Le Dernier Cri JAPAN TOUR HIROSHIMA

2016年3月3日〜15日まで広島市内3会場同時開催されます。
中国地方初、西日本では福岡に続いて2ヶ所目になります。

スケジュールや紹介文も掲載されているフライヤー画像を特設ページで御覧になれます。下記リンクからどうぞ。
http://ldc-japantour.tacoche.com/2016/01/19/ldc-tour2inhiroshima/

2016.3.3.Thu-3.15.Tue
コーディネイト:HA RO(松田葉朗)

●横川創苑(ギャラリー・大判ポスター展示) 
OPEN 11:00〜19:00 水曜定休
〒733-0011 広島市西区横川町3-11-12
http://souensouso.com
http://souensouso.com/archives/692

●横川シネマ(映画館・小判ポスター展示+映画上映&トークイベント) 
OPEN 10:00〜最終上映終了迄 期間中無休
〒733-0011 広島市西区横川町3-1-12 横川商店街ビルA棟1階
http://yokogawacinema.com

●本と自由(古本カフェ・小判ポスター+LDC出版物展示) 
OPEN 14:00〜23:00 月曜定休
〒733-0011 広島市西区横川町3-4-14
https://www.facebook.com/本と自由-644060932287015/


追悼 麗筆、合田佐和子様
R.I.P... Sawako GODA, Queen of Japanese Surrealism artist

 「うーっ、合田さん亡くなられてしまうなんて…。もう一度だけお会いしたかった。二年前だったか久しぶりの東京展って事で再会を楽しみに母に対する様にカーネイション抱えて伺ったらもう鎌倉から出てらっしゃらないって事で旧作を集めた展示だったのでちょっと心配だったのですけど…。想いかえせば高校一年、新聞にのっていた合田さんの展覧会のおしらせのレトロな絵に当時グラムロックやファッションや映画のノスタルジー・ブームを通してレトロなキッチュ感にグイグイ心ひかれだしてた私はビリビリと心しびれるものを感じてしまって学校さぼってどっかで着かえて飯倉片町だったかの小さな画廊に行き彼女の素晴らしい世界にキュウっと胸をしぼられました。それからあちこちの雑誌の合田さんの作品をしばらく集めたりして…。ローリング・ストーン誌、ロック・マガヂンや芸術生活。文庫の表紙や演劇ポスター。ブルー・ボーイ誌とか愛読してたMORE等々…。初めてお会いしたのはもう90年代だったかなー。お若い頃と変わらずにとても魅力的な深い瞳でにこやかで優しげに沢山お話ししていただいた。その頃は花の絵を多く描いてらっしゃった。その後何度かお会いしたかで鎌倉の教会での展覧会に連日寝坊を続けて伺えなかったのですがたぶんそれがちゃんとした展示の最後だったのかも。波乱の人生、周りの人々をびっくりさせながらさながら強力なコルク抜きのように生きぬかれて…。遠い昔 挿絵画家岩田専太郎を人々は「麗筆」と呼んだ。私はこの美しい言葉をカンヴァス上にたまらない緊張感とイカしたシックさとロマンチックとグロテスク、魔的と神秘を幻惑の中に結んだ佐和子様、貴方にたむけます。

 麗筆 合田佐和子様 そのたましいは見えない花火の様に天に咲きほこり こぼれ落ちる露は私をたっぷりと濡らすことでしょう。ありがとうございました。

 信代さんも大変おつかれのことでしょうね。それにしても合田さんがもういないなんてなんだかシラけちゃうよー。ちょこまかしょぼい絵描いて笑いとってるガサツな連中なんてどっか行っちゃえよー!」




タコシェさんによる太田螢一オリジナルTシャツ
「AKTOVKA かばん」発売中


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