Resurrection!! International video magazine "INFELMENTAL" 1988 Tokyo edition!

国際ビデオマガジン『インフェルメンタル』
1988 東京エディション

32年ぶりに再び!金沢と東京にて上映!

太田の怪作映像「たわわTV」観れます!




「インフェルメンタル」は 1980年代初頭にヨーロッパから始まったビデオテープによるビデオカセットマガジン。年ごとに編集国を換えて90年代初めまで作られ続けました。

内容は 毎回テーマを掲げて編集国関連の映像作家、ビデオアーチスト、メディアアーチスト等の短い作品をビデオの中にぎっしり収め世界へと販売したものです。

そのvol.8 が日本編集となりテーマが「テレビ王国の憂愁」。当時は 何を置いてもメディアは TV!という日本であり、ただの娯楽だったTVをどうアートとして考えてゆくか、というような事でした。

私 太田螢一もこれに参加! ジングルとして一本の映像「たわわTV」を幾つかに分けて沢山の他の人の作品の間に挟み込まれたのでした。

時は瞬くうちに32年が流れ今回 その名も長き「Telexplosion テレビ王国の憂愁1980s ―MTV、ジャンボトロン、INFERMENTAL」という80年代から現代のメディア・アートへの影響と流れを探究しようとする色々な内容の大きな企画の一部でインフェルメンタル東京エディションが価値あるものとして金沢と東京で上映されることとなりました!

盛り沢山の中での上映で具体的な事は 私もよくわからないので時間や場所等詳しくは各リンク先をよ〜く御覧になってくださいね!

Telexplosion
In the Afterglow of TV-Land 1980s:
MTV, Jumbotron, INFERMENTAL

【会期 1】
金沢21世紀美術館シアター21
21st Century Museum of Contemporary Art, KANAZAWA
● 2/8、9、11 のうちインフェルメンタル上映は 2/8!

https://www.kanazawa21.jp/view.php?g=146&d=32

【会期 2】
ゲーテ・インスティトゥート東京
Goethe-Institut Tokyo
● 2/19〜2/23 のうちインフェルメンタル上映は2/22、23
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/kul/sup/atv.html

映像ワークショップ
http://eizo.ws/

PV
https://vimeo.com/389195786


「たわわTV」について、

インフェルメンタルを中心となって編集し、後に村上春樹氏の翻訳者ともなったアルフレッド・バーンバウムさんにそそのかされて映像をこしらへることとなり、
私の考えた企画第一案は 問題あり過ぎでボツ、たちまち思い付いたのが寸劇作品「たわわTV」!

テレビの見過ぎか受信料未納のせいかTVが発疹として身体のあちこち出てくるTV症に成り果てた男が医院を訪ねるが、、ナース達に嬲られ ドクターからは 見放され「電気屋に行け!」てぇ事となる悲劇!

配役は 主役TV病者に 彫刻から音曲まで色々アーチストの上野茂都君、ナースに「ゲルニカ」の戦友で俳優の戸川純ちゃん、衛生博覧会のポスターにもなったナース役再び 大和田ハルミ(当時 阿部ハルミ)さん、ドクターは 作家にして大学のドイツ語の先生 天沼春樹氏。この四人を丸め込み、茂都君の顔やら腕を石膏で型取りして専門家にTV症の造形をこしらえてもらい アップ用には実際に映像が流れる小型モニターを仕込んだ 小型TVが多数埋め込まれた太い腕を造ってもらいました。そんなことまでして こんな寸劇!

シリアスだったりスカしてたり意味深いらしかったりの多くの映像作品の中で そうとうトンチンカンで、、大成功! 私の唯一の映像作品となりました!

あれやこれや手助けしていただいたアルフレッドさん、清恵子さん、スタッフの皆さん、演じた四人、デザイナーの伊丹君、皆んなありがとうございました! ご縁がありましたら いつか又会いましょね!


ページ上の画像は当時のメインポスター!茂都君のTV病者。停電に弱い。
ロゴもポスターもデザインワークは “it is design” の伊丹友広君。



ナース嬢 純ちゃん!
リラックスした中での彼女の演技は 実に素敵で 是非又観たい!


発疹装着中のやけに若々しい上野茂都君。
造形良く出来てる! うまいもんだね〜!


TV病者完成!婦長のハルミさんと。
仔を吹いてるウチワサボテンが良い感じ!


Dr.天沼さんとハルミ婦長


OOTA KEITICLE